[開催報告]BSIカンファレンス2021:アレクサンダーテクニーク かわかみひろひこ先生

 

1月30日(土)13:00〜 かわかみ ひろひこ先生 の講演内容

脳の中の身体にふれる・体の使い方をデザインすることからはじまる能力開発

「からだの使い方がなぜ大事か?」
身体が自由に動くために、本来はその動きに必要な筋肉が緊張し、正反対の動きをする筋肉(例えば、腕を持ち上げる場合の広背筋)は緩みます。このような仕組みを生理学では相反抑制と言います。
ところが実生活の中で私たちは、しばしばこれら反対のお仕事をする筋肉同士を、癖(くせ)のために同時に緊張させがちです。 そうなってしまうために、
・特に妊娠中でお腹が大きくなる妊婦さんは腰痛になりやすいです。
・小さなお子さんのいるお母さんは、腰痛やひざ痛や太ももの筋肉痛に苦しみます。
・ヨガの愛好家で、たとえ関節の可動範囲が広がっても、腰を痛めたりします。

私たちの動作の記憶、あるいはなんらかの技能のやり方の記憶を脳科学では手続き記憶と言います。
手続き記憶の特徴は
①身に着けるまで、反復継続したトレーニングが必要である
②手続き記憶が定着すると、脳の神経回路が変化する
そして、動作をするときに癖が現れて、反対のお仕事をする筋肉が同時に緊張することも手続き記憶の要素です。
だから、癖をなくすことは、手続き記憶を塗り替えることであり、反復継続した訓練が 必要になります。

アレクサンダーテクニークとボディマッピングは、手続き記憶を塗り替えるのに役立ちます。
そして、いずれも、鍵になるのは気づきです。
この気づきですが、脳のなかの顕著性ネットワーク(サイレンシー・ネットワーク)が 関わります。
顕著性ネットワークや他の脳のなかのネットワークの働きについては講座で少し詳しくお話しします。
私のレッスンでは、「なにに気づきましたか?」とお尋ねしますが、それは正解を求めているのではなくて、
気づきを促すため=顕著性ネットワークを働かすためです。

私たちは気づくことによって
・私たち自身の”今ここ“
・過去の経験や知識などの私たちの歴史(過去)
の両方に同時につながるだけでなく、
・私たちの外側の世界(外界)あるいは外界の情報から眺めた私たち自身
・私たちが主観的に経験していること
の両方にも同時につながることができます。

 

対談内容はこちらから

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