［開催報告］発達凹凸の子どもたちへの理解

一般社団法人ボディセンス・インスティテュートが運営するライフスタイルスタジオRoots of Life TOYAMAは、より良い暮らしができるように様々なワークショップを企画しています。今回から新たにスタートしたワークショップ「発達凹凸のこどもたちへの理解」は、こどもたちが自分らしく生きていき、楽しんで人生を歩んでいけるようにと、一般社団法人 Ponteとやま理事長水野カオルさんにご協力いただき開催しました。

水野カオルさんのプロフィール紹介

一般社団法人 Ponte公認とやま理事長
公認心理師・雇用環境整備士
BSIキッズヨガ監修・特別講師

公立学校での教師やスクールカウンセラーとしてのキャリアもありながら
不登校児支援や引きこもりのサポート、発達凹凸の親子のサポート、自然体験、若者支援など
様々な問題を抱えた方々に、その人らしく過ごせる居場所を提供し、頼れるサポーターとして活躍中。

また、弊社のキッズヨガ監修・特別講師を担当。
キッズヨガ、ロディヨガのプログラムは、発達凹凸の子ども達にとって、とても良い影響を与えると感じ、ロディヨガのクラスも定期的に開催している。

こどもの凹凸を理解する

こどもの凹凸を理解するには、努力しても「できない」ことがある事を認め、子どもの凹や凸楽しむ視点をもつことも大切な心構えです。「できない」をどんな風に子どもたちは感じているのか、しっかり見てみましょう。例えば、文字の読み書きが苦手と感じている子。机に座っていることが嫌なのか、鉛筆をもって書くことが嫌なのか。それぞれ理由がありますが「できない」ことを無理にやらせようとすると、人身喪失になり、意欲も減退しやすくなります。現代では、便利な機器が多くあります。「できない」ことは文明の利器を活用する事も視野にいれましょう。
また、子ども達の発想や行動を面白いと感じながらみてみましょう。「みんなと同じ」を求めず、その子の個性を見てあげると必ずその子にも優れたところがあります。子どもたちは、その子なりの個性と能力で発達していきます。
子どもの成長を「楽しみに待つ」気持ちを忘れずに、大人自身の心と身体が元気でいること、頼れる人には頼るようにすることが子どもたちが自分らしく成長していかれます。

どんな子どもたちも楽しめるロディヨガ

子ども達にとってロディヨガは、どんな子でも取り組みやすい運動の一つになります。子どもたちは遊び（体験）を通して学ぶことがたくさんあります。子ども達にとったら楽しい事が一番です。ロディヨガでは、その子ども達の「楽しい」を感じさせ、子どもたちのやる気を引き出すことが可能になります。
馬の形をしたバランス玩具なので、見た瞬間に乗りたい気持ちになり、自然に身体も弾みます。この乗るだけでも、バランス感覚、体幹を養う事ができます。発達凹凸の子ども達は、姿勢が前かがみになっている子が多い傾向にあるので、その姿勢改善にも役立ちます。
また、「できる」「できてない」が目につきにくいため、どんな子でも参加しやすいのも特徴の一つです。クラスに参加できなくても、ロディに乗るだけでも効果があるロディヨガ。
子ども達が、楽しみ遊んでいるような感覚で様々な発達を促す事ができます。