[開催報告]ダブルケアの負担を軽減 企業主導型両親学級「上手な親の頼り方・親の老いをどう支えるか?」

一般社団法人ボディセンス・インスティテュートは、2024年10月9日(水) 明治安田生命高岡北・南営業所にて、第18回 企業主導型両親学級「上手な親の頼り方・親の老いをどう支えるか?」をテーマに開催しました。

講義の前半は、有限会社ケアサポート・まき 代表取締役 牧 真奈美先生より親の気持ちを踏まえ、頼る時はどんな事に気を付けてお願いしたらよいのか、また介護が必要となったときどうしたらよいのかを教えていただきました。
後半は、一般社団法人ボディセンス・インスティテュート 代表理事 高橋由紀が、赤ちゃんのセルフケアやおんぶについて紹介。昔から伝わる知恵を元に身体のケアや一本帯でのおんぶを体験していきました。

開催概要

[日 時]2024年 10月9日(水)13:00~14:30
[会 場]明治安田生命 高岡北・南営業所(高岡市広小路4-10)
[対 象]妊娠4ヶ月~10ヶ月までの妊婦さんとご家族、生後2ヶ月~1歳くらいまでの赤ちゃんと保護者
[参加費]無料
[内 容]
前半:「上手な親の頼り方・親の老いをどう支えるか?」
講師:有限会社ケアサポート・まき 代表取締役 牧 真奈美

後半:「妊娠中・産後の養生法、赤ちゃんの抱き方とセルフケア」
講師:一般社団法人ボディセンス・インスティテュート 代表理事 高橋 由紀

上手な親の頼り方・親の老いをどう支えるか?

前半は、有限会社ケアサポート・まき 代表取締役 牧 真奈美先生より親との上手なつきあい方や介護についてお話ししていただきました。

親への感謝の気持ちを大切にし、将来を考える

赤ちゃんが生まれたら、お世話を手伝ってくれるのは嬉しいけれど、口うるさく感じてしまったりすることもあると思います。牧先生から「親は子育ての大先輩。子育ての大変さを知っているからこそ口出ししたくなりますが、それは親が子を想う気持ちです。」と冒頭にお話しされました。
自分がわが子に対して想う気持ちと同じで、親も子どもをずっと大切に思っている。親への感謝の気持ちを忘れずにしないといけない事に改めて気づかされました。
上手に親に頼れている家庭もあれば、それが難しいケースもあります。晩婚化・晩産化等を背景に、育児と親の介護を同時に担うケース「ダブルケア」が増え、大きな負担を抱えている家庭もあるのが現状です。
誰でも「老い」は訪れます。介護が必要となったとき、何も知らず、頼り先がなければ、精神的な負担が大きくなってしまいます。
介護の現状や必要となる要因などについて教えていただき、介護の情報を得ていきました。
妊娠・出産には、産前教育が有効とされていますが、介護も同じで事前に知識を得ていることで、実際に起きたとき冷静に判断できるようになります。将来を考えるよいきっかけとなりました。

赤ちゃんのセルフケアとおんぶの仕方

後半は、一般社団法人ボディセンス・インスティテュート 代表理事 高橋由紀より赤ちゃんのセルフケアやおんぶについて紹介し、赤ちゃんの発達に合わせたケアの方法やおんぶを体験していきました。首座りは赤ちゃんが、何度も繰り返し頭を持ち上げる事で首が支える力を獲得します。腰座りや、つかまり立ちも何度も繰り返し身体を起こすことで支えられるようになります。
赤ちゃんは、発達を獲得するトレーニングを毎日積み重ねているので、背中がはりやすくなったり、腰回りが固くなったりとしやすくなります。ママ達の手で優しくマッサージし、ケアをしてあげることが、赤ちゃんがより健やかな発達を遂げます。
また、由紀先生から「赤ちゃんの発達や身体の状態がわからなければ、赤ちゃんと同じような動きを30秒ほど真似してみると理解につながる」とアドバイスがありました。
体験することが、一番の理解や発見に繋がります。おんぶが未経験の方も多く、実際に一本帯でのおんぶ体験をおこないました。背負う側が楽なことはもちろん、赤ちゃんが嬉しそうな様子や眠りについていく様子など見て、赤ちゃんにとっても良い効果があると実感されていました。

明治安田生命相互会社

女性スタッフが多く働く、明治安田生命相互会社様。
仕事と子育てとの両立をサポートするために、保育料補助支給制度や小学3年生までの負傷や疾病、学校行事への参加等での休暇制度があり、子育て中のママにはとても働きやすい環境が整えられています。
企業側の子育て中のママを支援する想いが明治安田生命スタッフに届き、今度はそのスタッフが両親学級に参加される方をサポートしてくださりと、とても良い循環が生まれています。先輩ママとして赤ちゃんや妊婦さんたちをいつも温かく迎えてくださるおかげで、参加者も安心した表情をみせられています。

開催の背景・目的

産後うつや孤独な子育てを防ぎ、社会全体で幸せな子育ての環境を

初めての妊娠・出産はわからないことだらけで不安や負担が大きく、産後うつになる確率は約10%と言われています。コロナ禍以降では、妊産婦の約3割が産後うつの恐れがあるという研究結果も出ています。産後うつや孤独な子育てを防ぐためには、産前教育を広く行き渡らせること、相談や手助けを求める事ができる環境を創出していくことが必要と考えます。「子育てのしやすいまちづくり」のためには、行政の施策だけでもなく、保育園や教育機関の取り組みだけではなく、働くパパやママをサポートする企業の理解など社会全体で意識を向けていけば、双方にとって良い関係や環境を築き上げる事ができるのではないでしょうか。

本プロジェクトの協賛企業・後援

特別協賛(プラチナサポーター)
トヨタモビリティ富山株式会社、明治安田生命保険相互会社
協賛(ゴールドサポーター)
株式会社OKワールド、株式会社岡部、有限会社ケアサポート・まき、医療法人社団 洸緑会、サニーライブホールディングス株式会社、立山科学株式会社、一般社団法人ばいにゃこ村、株式会社電陽社、富山ヤクルト販売株式会社、北酸株式会社、株式会社源、株式会社ヨシケイ富山
協賛(シルバーサポーター)
いわさき鍼灸院・整骨院、へスタイル&メイクアップ COEUR、株式会社SALVA、株式会社スギノマシン、クラデュース株式会社、株式会社富山銀行、日本海ガス株式会社、有限会社引網香月堂、株式会社フェイス・シマダ、北陸ポートサービス株式会社、株式会社ママスキー、医療法人社団吉本レディースクリニック、Lepola

後援
富山県・射水市・魚津市・黒部市・高岡市・砺波市・富山市・滑川市・氷見市
株式会社北日本新聞社・ケーブルテレビ富山株式会社・富山テレビ放送株式会社・チューリップテレビ株式会社・はっぴーママ富山版・株式会社ママスキー
(敬称略・カナ順)

会社概要

会社名:一般社団法人ボディセンス・インスティテュート
代表者:代表理事 高橋由紀
所在地:富山県富山市永楽町 2-7
URL:https://bodysence.jp
E-Mail:mail@bodysence.jp
事業内容:子育て支援者研修及びボディワーカー・ヨガインストラクター育成事業/講師派遣

本件に関するお問い合わせ

会社名:一般社団法人ボディセンス・インスティテュート
代表者:代表理事 高橋由紀
店名:Roots of Life(ルーツオブライフ)
所在地:富山県富山市黒瀬北町 2-1-2 D-BASE2 階
TEL:050-5358-5837